30代の転職で年収が下がる?給料を下げないポイントと年収が下がっても転職すべきケース
「転職で給料が下がったらどうしよう?」
とお悩みの人も多いのではないでしょうか。
30代の転職で給料が下がる場合もあります。
ただ、しっかりと業界分析や転職準備を行えば、年収が下がるどころか年収を上げた転職も可能です。
私自身も転職活動を通して約3ヶ月で年収180万アップの同業界への転職内定をもらうことができました。
そこで今回は、「30代の転職で給料は下がるのか?」について詳しく解説します。
30代の転職は給料が下がる?
30代の転職では給料が下がる傾向にあるのでしょうか?
厚生労働省がが発表している2020年の転職者の給料に関する統計は以下の通りです。
年齢 | 増加 | 変わらない | 減少 |
20〜24歳 | 47.6% | 29.4% | 21.6% |
25〜29歳 | 32.7% | 30.3% | 32.3% |
30〜34歳 | 41.1% | 26.7% | 31.9% |
35〜39歳 | 37.4% | 27.2% | 33.7% |
40〜44歳 | 39.1% | 31.0% | 28.5% |
45〜49歳 | 37.7% | 34.0% | 28.0% |
この統計によると、転職で年収が減るという人は3割程度で、7割の人は年収が上がるか変わらないという人が多い印象です。
また、30〜34歳の人の4割が転職で年収が上がったと回答しており、転職で年収を上げられる人も多い印象を受けます。
30代の転職で年収が下がるケース
30代の転職で年収が下がるケースは以下の通りです。
- 未経験の仕事への転職
- 年収が低い業界への転職
未経験の仕事への転職
30代の転職で年収が下がるケースは、未経験の仕事へ転職した場合です。
30代であれば、ある程度仕事を経験したものの、転職によって全く新たな仕事に挑戦する場合、即戦力にはならないため年収が下がる傾向にあります。
例えば、営業→総務、マーケティング→人事など仕事内容が全く異なる場合、年収が下がるケースが多くなります。
未経験の仕事へ転職した場合、年収が下がる可能性が高くなります。
年収が低い業界への転職
年収が低い業界へ転職した場合も年収が下がる可能性があります。
理由として、会社員の給料は業界の影響を大きく受けるため、年収の低い業界に転職してしまうと、これまでよりも給料が下がってしまう可能性が広がります。
例えば、年収の高い金融業界から飲食業界に転職した場合、そもそも年収の相場が異なるため転職で年収を上げることは難しいでしょう。
▼業界別の平均年収
年収の低い業界に転職してしまうと、給料も下がる可能性があることは覚えておきましょう。
30代の転職で給料を下げないポイント
30代の転職で給料を下げないポイントは以下の通り。
- 希望年収の求人に応募する
- これまでの経歴やスキルを活かす
- 転職エージェントを利用する
希望年収の求人に応募する
まず給料を上げないポイントは、応募段階で希望年収の求人に応募することです。
求人には目安年収として、〇〇万円〜という記載があるため、そもそも自分の希望年収より低い求人に応募しないことが前提です。
具体的に、現年収が400万なのであれば、400万以上の企業に応募すれば転職で年収が下がることはありません。
求人に応募するときは、希望年収以上の求人に応募するようにしましょう。
これまでの経歴やスキルを活かす
これまでの経歴やスキルを活かすこともポイントです。
現職ではなかなか給料が上がらなかったとしても、これまでの経験やスキルを活かした転職をすれば、年収アップやよりホワイト企業で働くことも可能になります。
筆者の場合、教育業界の法人営業として働いていましたが、これまでの経験を活かした転職活動をすることで、仕事内容はほぼ変わらずに年収180万円アップの内定をもらうことができました。
今まで経験してきた経験やスキルを活かした転職もおすすめの方法です。
転職エージェントを利用する
転職エージェントを利用することも年収を下げないポイントです。
転職エージェントを活用すると自分の希望に合った求人を紹介してもらえたり、年収アップの交渉を代わりにしてくれるのでおすすめです。
例えば、転職エージェントに今よりも年収が上がって働きやすい会社を転職先として希望すれば、経歴に合った優良求人を紹介してくれます。
転職エージェントに希望の求人条件を伝えることで、より良い会社の求人に応募することが可能です。
転職エージェントについては、以下の記事も参考にしてみてください。
年収が下がっても転職して良いケース
年収が下がっても転職して良いケースは以下の通りです。
- 年収よりもやりがい重視の場合
- 大幅に昇給が見込める場合
- これから成長する会社の場合
年収よりもやりがい重視の場合
年収が下がっても転職して良いケースは、年収よりもやりがいなど他を重視する場合です。
年収が気にならない程やりたい仕事がある場合、仕事内容などを優先した方が結果として幸せに働くことができるからです。
例えば、ファッションが好きだからアパレルショップの店員として働きたい。接客が好きだからカフェで働きたい。など、
給料アップよりも自分がやりがいを持ってできる仕事があれば、そういった仕事に転職することもありです。
年収よりもやりがいを優先する場合、年収が下がっても転職した方が良いでしょう。
大幅に昇給が見込める場合
大幅に昇給が見込める場合も、転職を考えて良いケースです。
転職後でも数年以内に年収が倍になるなど、大幅な給与アップが見込める場合、最初の数年は我慢して転職することも検討してみても良いでしょう。
例えば、今は経験不足だけど将来的なマネージャー候補として採用する。など近い将来の昇給ができる可能性がある場合は転職を考えてみても良いでしょう。
ただ採用面接などで入社後に昇給するといって実際には昇給しないケースもあります。入社後のギャップを防ぐためにも、充分な確認をしておくと良いでしょう。
また実際に昇給できなかった場合に備えて、自分なりに別のプランも考えておくことも大切です。
これから成長する会社の場合
これから成長する会社に転職する場合も、年収が下がっても良いケースがあります。
理由として、これから成長する企業はストックオプションや将来的な給与が大幅アップする可能性があるため、5年後、10年後には今よりも年収が大幅アップになっている可能性があるからです。
例えば、メタバース事業のベンチャー企業などはこれから成長が見込まれる事業のため、入社後の年収が低くても後で年収が大幅にアップする可能性があります。
これから成長する会社に転職する場合も、年収が一時的に下がったとしても給与の将来性があります。
まとめ:30代の転職で年収を上げよう!
未経験の仕事への転職や業界選びを間違うと転職によって年収が下がる可能性があります。
転職で今よりも年収が下がらないように転職先を選ぶときは十分に注意しましょう。
今の会社よりも給料の良い会社に転職したいなら、転職エージェントを活用することがおすすめです。
自分に合った転職エージェントを選ぶ方法は、こちらの記事で詳しく解説しています。
また私自身が転職の時にお世話になった、おすすめの転職エージェントは以下のページで詳しくまとめています。
各転職エージェントの「体験談」や詳細については、以下の記事をご覧ください。
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